こんにちは。今回は、「本当に都道か疑いたくなる吐道155号」というわけで、その場所へ行ってきましたのでレポートを公開します。
吐道とは
読み方は「とどう」です。都道の中でも、特に狭隘区間*1などを含んでいる道路を指します。基本的に離合*2は不可能です。
東京にはこのような道はいくつかあるのですが、その中でもダントツで有名なのはこの都道155号線です。一体どんな道路なのか…
都道155号線の解説
起点
起点は東京都町田市図師町の「図師大橋」交差点です。芝溝街道との交点となっています。
終点
終点は東京都八王子市大和田町二丁目の「石川入口」交差点です。甲州街道との交点となっています。
旧道
途中、東京都日野市平山三丁目付近「奥山橋下」交差点で旧道と分岐します。旧道は、多摩動物公園方面へ進んでいくと途中で「程久保六丁目」交差点*3で右方向に曲がっていきます。しばらく多摩テック跡地沿いを走ります。途中で1車線になり、数百メートルは狭隘区間です。しばらく走ると道がだんだん広くなっていき、東京都八王子市堀之内二丁目付近で現道と合流します。
吐道区間へ実際に行ってみた
当該区間の地図
※私は整備された広い道を特集するつもりはなく、「都道なのにこんなに狭いのか!?」って言うことを伝えられればなと思ってますので、広い広い道についての解説が欲しければ別の記事への移動を推奨します。
※日中は暇ではないので自己撮影はくらーい写真多めです。
※撮影したもののブレ等で採用できなかったものはGoogleストリートビューで置き換えています。
起点に向かって走行中、南多摩尾根幹線道路との交点を過ぎると急に道幅が狭くなります。野猿街道*4交点から4車線道路だったのが、急にセンターラインなしの道路になりました。街灯もありません。しばらく進んでいくと…
突き当たり。何やら標識が立ってますね。拡大してみますと…
「2.0m以上 2.0t以上 通り抜け出来ません」との表示が。まあ都道がこんな表記される道な訳…
あるんですね。じゃなきゃネタになりません。この写真だと錯覚で左方向に入れる道が狭く感じますが、実際は軽自動車レベルなら切り返し不要で曲がることができます。ちなみにこの写真右方向は柵があり車両の進入はできません。少し進んでいくと…
この写真の位置だとしばらく進んで少し辺りの風景が開けるエリアですね。街頭がないので車のライトが頼りです。脱輪なんかしてもJAFは助けに来てくれるのでしょうか…?
しばらく進むとこのような分岐点があります。一応どちらに進んでも行き止まりではありませんが、都道指定を受けているのはなんと右側の下り坂。かなり急勾配で、舗装も最悪です。
「教習所か?」と疑問になるレベルのクランク道。先程の写真の下り坂区間を超えると一旦狭隘区間が終わったように見えますが、ここからもう少しあります。
再び狭くなります…
ここを抜けると狭隘区間は終了です。
突き当たりを左に進むと155号線になります。
終わりに
とまあ、半分はGoogleストリートビューを頼りましたが何となくやばい道であることは理解していただけたではないでしょうか。こんな道どこにでもあるので驚くこともないでしょうが、これが都道と言われれば驚く人もいると思います。
#19ではここよりはヤバさグレードが下がるものの、都道とは思えない道を特集します。